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○古来、盃を受ける[盃台]という酒器があります。
盃を床や卓膳に直接置かないためや、盃を手に取りやすい高さにするためや、
威儀を演出するためなどのもので、儀式用の段盃を乗せる脚盆とか盃の下部を
挿置するための開口部を備える容器という体裁のものです。
近頃はこの盃台がテーブルのコーディネート用としても注目されています。
○また、古来、香りを楽しむ[聞香] という趣向があり、わが国の香道においては
「聞香炉(香炉)」中国茶器としては「聞香杯と口杯」「蓋盃」などがあります。
焼酎は芋、麦、黒糖、米等に由来する其々独特の芳香を有するスピリッツです。
芋焼酎の香りにはバラの中でも特に優雅な香りで知られる「ロサ・ダマセナ」の
香り成分のβ-ダマセノンが関わっていることを解明した鹿県大口酒造協同組合の
「芋焼酎の香りの研究」は2007年度の日本醸造協会技術賞を受賞しています。
(この研究には鹿児島県工業技術センターが協力しています)
焼酎はお湯割りや燗付けで温めた時に固有のフレーバーが立ち上がります。
焼酎の甘い香りにはアロマセラピーの効果があるのです。
テンガラ®の専用盃はお湯と焼酎が混ざる時に匂い立つ香りを籠める蓋となり、
広口徳利は蓋となっていたその盃を外す時に立昇る湯割り焼酎の蒸れた甘やかな
香りを聞くのに聞香炉のように丁度よい具合の幅なのです。
本格焼酎にはワイン同様血液をサラサラにする効果があることが知られていますが
焼酎の香り自体にも血栓を予防する効果があるということも知られて来ています。
〈焼酎の香りと血栓予防〉でweb検索してみてください。
○テンガラ®を特徴づける器形の正五角形は、幾多の黄金比の線分から構成された
守護力のある[五芒星]を内接する、神秘的なパワーをもつ形です。
またテンガラ®の広口徳利の口上に盃を戴く姿は「吉」という字の象(かたち)に
似ます。
テンガラ®は湯割・酌・保温・盃台・聞香の五用をなし魔を除け吉を招く
「五徳・守護・吉象」のテンガラな焼酎用〈組酒器〉なのです!
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